同人活動して思ったこと
こちらでは久しぶりです。
1ヶ月近く前になりますが、コミケで僕のサークルに来てくださった方本当にありがとうございました!念願叶ってのコミケ参戦でしたが、正直売れるか不安でした。でも、目標もクリアし、大満足の結果でした。
行けなかった方はメロンブックスでも販売していますので、もし宜しければお願い致します。
さて、同人活動を始めてもうすぐ1年になります。今まで3冊の本を発行させていただきました。
活動当初は20冊くらい売れて、細々とやっていけたらいいなと思っていましたが、予想以上の反響がありまして、現在委託分も合わせて100冊以上売れるようになりました。本当にありがたいことです
で・・・そうなってくると僕は欲深いところがありまして・・・もっといろんな人に読んでもらいたい、植物に興味持ってもらいたいといろんな方に本を持って行くのを始めたのですが、当然ながらネタがネタなだけに、壁にぶち当たることがありまして、それは
花騎士と園芸に両方興味ないと読んで頂けない
という事なんです。初めから分かっていた事なのですが、現実を目の当たりにして改めて痛感しております。
【ここからは個人的な見解になります】
まずは花騎士サイド
サークル運営していて、いろんな方にお話を頂きましたが、元ネタの植物ってどんな感じなのか全く知らない方は結構多いのかなとは思っています。その中でも「知らないけど、気になるので見てみます」と言ってくださる方いらっしゃいますが「可愛い花騎士達が好きであって、元ネタの植物に興味なし」と言われたこともあります。こういうタイプの方は正直僕の本はストライクゾーンから離れちゃっているのでどうしようもできません。
あと、「興味はありますが、家のスペース上育てられない・・・」って意見が1番多かったかなと思います。こればかりは難しいところですね・・・
次に園芸サイド
正直園芸側の人たちを引き込むのは難しいです・・・
まず、花騎士ジャンルとして本を出しているので僕としては園芸100%で出すわけにはいかないので、イラストを入れたりして花騎士要素を盛り込んだ本を出しています。そうなると、どうしても最低限アキバ系やサブカル系に免疫がある人じゃないと、その時点で拒絶されてしまいます。
実際、こういう本を出して若い方にも園芸を知ってもらおう思っていますよ~的な事を言いに某有名蘭園の園長さんに取材協力をお願いしようと本を見せようとしましたが、イラストを見た瞬間に拒絶されてしまい、「そういうのは勝手にしてください」と突っぱねられてしまいました。当然の反応だと思います。レバー嫌いな人に、おいしいレバー薦めてもダメなのと一緒です。
そういう感じで、0が花騎士側で、100が園芸側だとしたら、僕の本は30~80くらいのラインで本を作っていますので、良く言うと園芸ネタを盛り込んだ美味しいとこどりの本とも言えますし、悪く言うとどっちつかずな中途半端な本とも言えます。
今後はどちらかというと、花騎士寄りの本制作に入っていくと思います。今回から取り入れたゲストイラストコーナーもその1つです。勿論、園芸部分もフォントや周りの背景を強化して、より一層見ていて飽きない本にしていきたいと思っていますので、よろしくお願い致します。
最後に、今後の予定
次回のじゃぶマイ4は新刊をお休みして、イラスト担当して頂いてるしるひさんが描く、カトレア様タペストリーを出す予定です。
新刊に関しては、確定しているのが
・アネモネ、アリウム本
・カトレア本
・シンビ、デンドロ本
未確定だけどやりたいなと思っているのは
・合同誌第2弾
・トリカブト、チョコモス本
・セルリア本
・エピデン、イオノシ本
・シクラメン本
になっています。
僕の気力がどこまで続くか、ここが最大の問題点にはなりますが・・・様々な植物にチャレンジしていきたいですね。
6月のヘレニウム&コミケに当選!
こんばんは、エルチェです。
手短に説明しますが、コミケに当選しました!
8月13日(3日目)、東 パ47aです。
ギャルゲーコーナーの所で、アイギスや俺タワー、もちろん花騎士等のDMMゲーム島に入ることになりました。
今回は園芸は勿論のこと、植物の写真コーナーや有志によるイラストも入った、ごった煮合同誌を制作中です。今まで、園芸に興味なかった方にも手に取ってもらえるような本を目指して頑張っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
本題に入りまして・・・高級肥料と土で育てたヘレニウムと、ホームセンターに売られている普通の土と肥料で育てたヘレニウム、どっちが育つかの実験途中経過です。
左が普通側、右が高級側です。
なんとなんと、普通側の方がよく育っています。
葉っぱの色合いだけ見ると、高級側の方が綺麗ですが、大きさ、ボリュームだけで見ると普通側の方が断然立派です。
もしかしたら、ヘレニウムに関してはあまり肥料や土の影響はうけないのかもしれません。最後はお花が咲いたとき、どうなるかですね。
ところで・・・普通側の先端、少し枯れていると思いませんか?
実は、カンカン照りの時に水やりを1日忘れてしまい、気が付いたらシオシオに・・・急いで水やりをしましたが時すでに遅し、生長点が枯れてしまいました・・・
当然のことですが大きくなればなるほど、水を欲しがります。夏場ヘレニウムには水やりを朝夕2回やっていたほどだったので分かってはいたのですが、痛恨のミスです。
生長点がダメになっても、脇芽が生えてくるので完全に枯れはしませんが、摘心せずにどこまで花をつけるかで実験しているので、残念ながらこの芽は対象外です
1本の芽からどれだけ花が咲くかの平均値でどっちが多く咲くか、決めようかな?って思います。
あともう1つ、ヘレニウムは意外と害虫被害も多いです。
葉が食べられています。
正体はドクガの幼虫です。名前の通り、触ると危険な毒虫です。よく見ていなかったのでどの虫かは詳しく分かりませんが、チャドクガの可能性があります。
本来はツバキ科によくつく虫なのですが、ヘレニウムも十分な餌だったようで、気が付いたら大量発生していました・・・
即殺虫剤で退治しましたが正直、バラ並みに害虫がよく付きます。ハダニ被害もありましたし。
意外とヘレニウムは栽培が難しい子なのかもしれないと思った2年目の栽培でした。
タエちゃんの挿し芽
こんばんは、エルチェです。久しぶりにちゃんとした園芸ネタを・・・
シロタエギク、なのじゃ
大きさはアリウムに次いでデカイ60cmくらい。春先に急激に伸びてきたとおもったらこんなになっちゃいました。苗の時は可愛かったのに・・・w
蕾も立派に付けていますよ~
しかし、花の見栄えがあまり良くないらしいのと、株が疲れちゃって夏を越せない率があがるみたいで、本来は花芽は切られてしまうことが多いとのこと。花騎士では花のデザインはちゃんと描かれているのですが、リアルでは咲かせてもらえないかわいそうな子だったりします。ちなみに我が家ではちゃんと咲かせますよ~
そんな感じで、枯れるリスクが上がるとのことなので、枯れちゃったときの保険として挿し芽をすることにしました。
挿し芽とは
恐らく1番簡単であろう株の増やし方で、新芽を切って土に挿すだけ。
キク科の植物やアジサイ等によく行われている手法で、成功率は決して高くはないのですが、成功すると手軽に増やすことができます。
今回使った道具です。鉢はビニールポットを使用
ちなみに上記の3種は絶対に必要ではなく、普通の花の培養土や、水やり時も特になにも使わなくても大丈夫とのこと。成功率を上げるための保険程度と思ったほうがいいです。
まだ花芽が出ていない新芽を見つけて・・・
カット!
ちなみに、下の部分にも葉は沢山付いていましたがはぎ取ってしまい、上部の葉だけを残します。
はぎ取った部分の傷口を早く修復してくれるらしいハイフレッシュを使用して
予め土を入れておいたビニールポットに挿して、発根促進効果のあるメネデール入りの水を散水すれば完成~
あとは根っこが出てくれば、株として自立するので成功です。
出てくれることを願うのみ・・・
全ての植物に使える技ではないですが、手軽にできるのでお試しあれ~
じゃぶマイ3お疲れさまでした。&栽培本取扱説明書
こんばんは、エルチェです。先日はじゃぶマイ3にお越しいただきありがとうございました。
おかげ様で無事、完売しました!
前回もそうでしたが、少しずつではありますが園芸団長さんも増えていて、団長さんの中で、元ネタの植物たちの注目度が上がっているのではないか?と実感しております。
ちなみに会場に行けなかった方はメロンブックスで通販を行っていますので、興味ある方は是非
ここで、あとがきの部分で書けなかった、僕が書いた園芸本をどのような思いで書いたのかを解説するコーナーを設けようかなと思います。
4コマ漫画
今回みんくすさんのお力を借り、初めて4コマ漫画を取り入れました。
植物の性質をネタにした漫画になっております。
花騎士と植物
植物の性質や見た目、花言葉等どの部分を花騎士とシンクロさせているのか独自の視点で解説したコーナーです。
中には「いやいや、これは違うでしょw」って思う部分もあるとは思いますが、僕が思ったことをそのまま書いているだけなので、「こういう考え方もあるんだ~」程度で見ていたけると幸いです。
四季の栽培
某有名園芸本をヒントに、僕が実際に行った栽培法をそのまま書きました。
前巻では自分の栽培法と、園芸本に書かれているポピュラーな栽培法両方書いていましたが、ページ数が増えてしまうことや、ネットの閲覧や園芸本を買えば済む話なので、今回からは自分の栽培法のみに絞りました。
お花育成企画実験コーナー
主に比較がメインになるコーナーです。
疑問に思ったことを、同じ種類の植物を使って、どっちがどうなるか、を書きました。
ちなみに・・・ここでお詫びと訂正が
3ページ、「スノードロップとスノーフレークについて」の下部、開花期の部分
誤 開花期、スノフレは2月に咲きます。
正 開花期、スノドロは2月に咲きます。
になります。
何度も確認したつもりでしたが、書き間違いがあり失礼致しました・・・
次回イベントは夏コミを予定しております。当落次第ですが、10年来の悲願、「サークルでコミケ参加をする」がかなう時がついに来るかもしれません・・・
また、お花の写真を更新できればなと思いますので、ブログの方もよろしくお願いします!
原稿執筆中に開花したお花たち
お久しぶりになります!エルチェです
暫く更新が滞ってましてすいません。ずっと5月4日に行われるじゃぶじゃぶマイドアリ3に出す本の執筆をしておりました。
更新のない2か月の間に開花したお花たちを今回紹介しようと思います。
まずは
大輪カトレア、ダルズイノセンス 'ピンクフラッシュ'
無事開花しました~
現在はさすがに残っていないですが、17cmのとても大きなお花を咲かせてくれました。流石洋ラン界のサラブレッド交配種カトレア、インパクトは半端なかったです。
次も洋ラン
デンドロビウム、スターグローリー 'ノリコ' です。
まだまだ株としては未熟で初花でしたので、バルブ一杯に花が埋め尽くされるって状態にはなりませんでしたが、80cm近いバルブから予想以上に沢山咲いてくれました。
現在、新芽が2本伸びていまして、来年は更なるパワーアップに期待です。
次は一気に地味な感じになりますが
キルタンサスです。
Twitterではちょこっと紹介していましたが、あれから残りの2株も無事咲いてくれました。
しかし、キルタンサスは群生して咲いて真価を発揮するお花。見事な群生をお見せできるのは数年先になると思います。その時までブログや花騎士やってるかな?・・・(笑)
最後は花騎士には実装されていないお花ですが、綺麗だったので紹介します。
貰った株なので詳しい品種は不明ですが、恐らく
オステオスペルマム だと思います。
ガーベラほどインパクトはありませんが、同じアフリカ系のキク科で派手な色合いをしています。
まだ紹介しきれていないお花がありますが、それはまた後日ということで・・・
いよいよ翌々週はじゃぶじゃぶマイドアリ3ですね。
専門的な本ではありませんが、初心者にも入りやすい園芸本を作ってみたつもりですので、ご紹介はお品書きが完成してから・・・
では、またよろしくお願いします!
世界らん展に行ってきました
先週の土曜日の話になりますが、やはり蘭を中心に園芸団長をやってるって事で、ずっと気になってた世界らん展に行ってきました。
まず驚いたのがここまで大きならん展は日本ではここだけってことで、人、蘭の数、物販してる蘭園や店舗の数が桁違いだったということ。あまり資金が無いのと、家に置けるスペースが少なかったので、あまり買えなかったのが少し心残り・・・
簡単に写真の紹介をしますね(ピンぼけごめん)
恐らく売られてる蘭の中で1番高かったであろう去年の日本大賞、エメラルド フューチャーの姉妹株。
なんと、108万円!!
近くで見させてもらいましたが、流石100万オーバーのパフィオだけあって、大きさとオーラが半端なかったです・・・ちなみに我が家は遮光の設備が整ってない関係でパフィオは育てられないと思います。(このお花は強い日光が苦手なんです)
次に展示されていたお花をカトレア中心に抜粋
そして、日本大賞のお花がこちら
僕には真似できない見事な大株でした・・・
勝負事が好きなのでこういうコンテストには憧れますが、大きな温室を作るのが最低条件だと思うので、現状の設備では不可能ですね・・・温室を置ける土地が欲しい!
続いてはディスプレイ部門のラン達
こういうランの芸術が見れるのは世界らん展ならではだと思います。
今年はもう終わってしまいましたが、もし興味ある方は1度は行ってみることをオススメします!
須和田農園のブースで購入した、パーフェクトビューティー 'ニューエディション'
須和田さんはまだ栽培歴が浅かった去年の関西らんフェスタの時に、冷やかしだと思われたのか、どの販売ブースもまともに相手をしてくれなかった中で唯一お客さんとして接してくれたところで、それ以降ここの蘭園のファンになってまして、ここで買った株を3株持っています。
お値段は8640円とメリクロンの中ではややお高めですが、とても綺麗な花が咲くとのことなので、来年がとても楽しみです!
置き場所の日光が強いのか、まだ我が家の環境に慣れてないのか、葉の日焼けがすごいのが心配ですが、徐々に慣れていってくれるはず・・・!
で、そのランフェスタの時に買った大輪カトレアは大きな蕾をつけて着々と開花準備中でございます。現在7cmまで成長。ワクワクが止まらない・・・!
これからの予定ですが、そろそろじゃぶマイ3で出す園芸本の執筆活動に入りますので、こちらのブログの更新頻度は落ちる可能性が高いです。
良い本を書けるように頑張りますので、またよろしくお願いいたします!
投票イベント終了&原種カトレアの紹介
こちらではお久しぶりな、エルチェです
花騎士では「光華祭トロピカルプリンセス」という総選挙系イベントが行われていましたので、ずっと回しまくってましたw
最初はヘレニウムを応援していましたが、次に好きなカトレアが中間2位でしたので、後半はずっとカトレアに投票していました。ごめんよ・・ヘレニウム
今回はそのカトレアの一種である、原種カトレア ワルケリアナを簡単に紹介します
私はどちらかというと原種よりも派手な色合いと大きな花が多い交配種が好きなのですが、私の所属している大阪愛蘭会では交配種よりも原種が人気でして、私もそれに乗っかってみることにしました。
載せてる写真はその蘭会の株市で売られていたワルケリアナという原種の実生苗です。派手な色合いが多い交配種に比べると落ち着いた色合いの花が多いのが1つの特徴で、当然原種同士による姉妹交配(シブリングと言います)が進められているので様々な色がありますが、見てて疲れないのが原種の良いところだと蘭園の人が言っていました。
ワルケリアナはその原種の中でも一二を争うほどの人気原種で、草丈30cmにも満たないコンパクトな株姿から咲く大きな花が大きな魅力です。ワルケリアナに特化した専門の蘭会があるほどです。
株が満作になるとミディカトレアクラスの10cm近い花が咲くのですが、この株はまだ未熟なので花の大きさは6cmほど。ただ形が整っていて、ベテランの会員さん曰く「良い花の素質はある」とのこと。ただ、交配種と違い真夏の直射にも耐える、植え替えのタイミングが少し特殊、水やりが交配種以上に乾湿のメリハリをしっかりしないといけない等かなり育て方の違いがあるらしいので、これからうまく育つかどうかはやってみないとわかりませんが・・・頑張ります!
ちなみに・・・この時点でもう1つ蕾があって、開花したのですが・・・
逆さまに咲いちゃった( ;´Д`)
いや・・・綺麗に咲かせるのってほんと難しいですよね・・・どうやら蕾の時に日光の当てる方向がダメだったらしいです。今後も別のラン達が開花を控えているので、良いポジションを研究します・・・